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香川が古巣復帰戦でいきなりのゴール、先制点も演出しドルトムント勝利

2014.09.14

得点を決め、喜ぶ香川 [写真]=Bongarts/Getty Images

 ブンデスリーガ第3節が13日に行われ、香川真司の所属するドルトムントとフライブルクが対戦した。

 8月末、マンチェスター・Uから3シーズンぶりにドルトムントへと復帰した香川。加入後最初の公式戦で[4-2-3-1]のトップ下で先発出場となり、本拠地ジグナル・イドゥナ・パルクのピッチに立つ。

 開始早々、アドミル・メーメディにペナルティエリア内右でシュートを打たれたドルトムントだが、GKロマン・ヴァイデンフェラーがセーブ。5分にはヘンリク・ムヒタリアンからの横パスを受けた香川がゴール左から左足でミドルシュートを打ったが、枠を外れた。2分後にもミロシュ・ヨイッチのスルーパスに抜け出したケヴィン・グロスクロイツがエリア内左でシュートしたが、飛び出したフライブルクGKロマン・ビュルキに当たって枠の右へ外れた。

 試合はドルトムントが支配するも、中盤でのミスからボールを奪われる場面も目立つ。21分、ドルトムントはムヒタリアンのスルーパスをグロスクロイツがペナルティエリア右で受け、中央へグラウンダーの折り返し。香川が待ち構えていたが、手前で相手DFにクリアされた。

 迎えた34分、ドルトムントは香川が左サイドの浅い位置でタメを作ってボールをキープすると縦にスルーパス。ケヴィン・グロスクロイツが抜け出すと、折り返しにニアサイドでアドリアン・ラモスが左足で合わせ、ネットを揺らし先制する。

 さらに41分、ドルトムントはカウンターからグロスクロイツが右へ展開する。受けたラモスがグラウンダーの折り返しを送ると、中央のヘンリク・ムヒタリアンがスルー。ファーサイドまで流れ、受けた香川が右足でゴール左へ流し込み、ドルトムントが2点のリードを得た。直後にも同じ形でムヒタリアン、エリック・ドゥルムとつなぎ、最後はグロスクロイツが右足でシュートしたが、大きく枠を外れた。

 フライブルクは2点目のシーンでメーメディが負傷。マキシミリアン・フィリップとの交代を強いられる。前半はドルトムントの2点リードで終える。

 後半に入り51分、フライブルクは左サイドからのクロスをジョナタン・シュミットがヘディングで合わせたが、GKヴァイデンフェラーが好セーブを見せ、防いだ。

 迎えた64分、ドルトムントはラモスに代え、チーロ・インモービレを投入しようとした際、直前に香川が右太ももをつってしまう。そのため急遽、香川に代わってインモービレがピッチへ。香川は笑顔を見せ、自力で歩いてロッカールームへ下がり、その後ベンチへ戻った。75分にはラモスを下げ、ピエール・エメリク・オーバメヤンがピッチに立った。

 78分にはユルゲン・クロップ監督の采配が的中。ドルトムント自陣でのクリアボールが相手のミスもあって抜けるとオーバメヤンが独走。そのままGKとの1対1を浮き球で制して、ダメ押しとなる3点目を獲得した。試合は90分、フライブルクがオリヴァー・ゾルクの得点で1点を返したが、ドルトムントが3-1で勝利を収めた。

 リーグ戦2連勝としたドルトムントは16日、アーセナルとチャンピオンズリーグのグループステージ初戦をホームで迎える。一方のフライブルクは1分2敗となった。 

【スコア】
ドルトムント 3-1 フライブルク

【得点者】
1-0 34分 アドリアン・ラモス(ドルトムント
2-0 41分 香川真司ドルトムント
3-0 78分 ピエール・エメリク・オーバメヤン(ドルトムント
3-1 90分 オリヴァー・ゾルク(フライブルク)

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